「DNSレコード」の種類

DNSレコードとは?

DNS(ドメインネームシステム)は、「ドメイン名」と「IPアドレス」をセットにする仕組みです。
簡単に説明すると、ホスティング会社で取得したドメインとサーバー(今回の場合はさくらのレンタルサーバー)を紐付けるってことです。

DNSレコードとは、その詳細を設定する方法です。
例えば、「取得したドメイン名 = IPアドレス」とするいちばん基本的なDNSレコードなら、
「example.com. A 12.345.678.90」という設定をします。
「A」というのは「Aレコード」といってAddressって意味です。

「DNSレコード」の種類

DNSレコードには「A」「AAAA」「CNAME」「MX」「NS」「TXT」などの種類があります。

Aレコード

このドメインのIPアドレスですってこと。

ex):example.com. A 12.345.678.90

AAAAレコード

IPv6アドレス用のAレコード。

CNAMEレコード(シーネームレコード。Canonical NAMEの略)

「このドメイン名とこのドメイン名は同じだよ」と教えてあげる書き方。

ex):www.example.com. CNAME example.com.

MXレコード(エムエックスレコード。Mail eXchangeの略)

メール用。メールサーバが複数あるなら優先度を設定。(メール紛失を防げるそうです)
「このメルアド(「@」より後を書く)のサーバはコレだよ」と教えてあげる書き方。
ex):example.com. MX(10) mail.example.com.

NSレコード(エヌエスレコード。Name Serverの略)

指定したネームサーバーを利用します。ドメインやらメールやらの設定を全部お願いするイメージです。
独自ドメインを取った場合、サーバーと紐付けるときなんかに利用します。
ex):example.com. NS ns.example.com.

TXTレコード(テキストレコード。Textの略)

SPFレコード(Sender Policy Framework)とかSenderIDとも呼ばれ「なりすましメール」を防ぐのに使われるのだそうです。知識が無いと書けないので、初心者には敷居が高いです。
「IN TXT」でTXTレコード宣言をして “” 内にサーバ情報などを書くんだって。
ex):IN TXT “v=spf1 a:example.com ~all”

あと、DNSレコードがらみで「TTL設定」。

TTL(ティーティーエル。Time To Liveの略)

よそから問い合わされたDNS情報を保存させる時間(キャッシュの期間的な)。

メールサーバ用の「MXレコード」と「Aレコード」はセットで書く。

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