本田哲也さん、田端信太郎さん著書の『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。』を読んでみた。
選択肢の多様化や個人からの発信が進む、「人を動かせない時代」に「人を動かす」!
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読む前
日本最強のメディア野郎(!?)田端信太郎さんを個人的にフォローしていたのだが、実際、田端さんがどういったことをやっている人なのかわからずにフォローしていた。
(LINE株式会社の上級執行役員ってことは知ってましたよ!)
ちょっとネットで検索をかけたらフリーペーパー『R25』の創刊者だったり、旧ライブドアのメディア事業責任者だったりと、一言でめっちゃすごい人やんと思って、田端さんがどうやって仕事をしているのか気になって、田端信太郎さん著書の本を読みたくなった。
実際、自分もWeb業界で働いていてメディアって、言葉に敏感になっている。そして人を動かすのが難しいことも日々感じていたときに「もうあきらめなさい」って言われて「じゃあどうすればいいの!」って泣きつく感じで読みました。
読んだ後
「情報爆発・消費者主導の時代に、人はどうすれば動くのか?」を事例を交えながら、人が動く本質を語られていました。
アナと雪の女王ブームはまさに、人が動いた結果。人が動くときには何かしらの動機があって動く。
情報爆発している時代だからこそ、情報を届ける相手のことを考える事がすごく大事ってことを思い出させてくれます。
(絶対忘れちゃいけないんだけど、制作をしていると意外に見失っちゃうことがあり反省…)
Amazonの内容紹介でもあるように、
「テレビや新聞に広告を打てば、自社商品やサービスはもっと売れるのに!」
「ソーシャルメディアでクチコミを巻き起こせばヒット間違いなし!」
「広告宣伝費を使ってキャンペーンを張れば、知名度は確実に高められる」
そんな期待を持っている人がいたら、そうしたことはいったんあきらめたほうがいいかもしれません。
なぜ上記のようなことが通用しなくなったのか、これからの時代「人を動かす」ためになにをすれば良いのかが書かれていて、たいへん勉強になりました!
響いた言葉
最適なリーチの見極めと、メディアのつかいわけ。
意味のないやりとりが大半を占めている 。
「企業が主語 」ばかりではダメで 、 「第三者話法 」を取り入れないといけないことに企業が気づいたのだ 。
人が動き出す設計になっているかどうかだ 。
まとめ
田端さんも最後のほうで「あきらめたほうがいいこと 」 「あきらめないほうがいいこと 」が見えてくるかもっ書いていました。
たくさんの人を動かしてきた田端信太郎さんでも「かも」って言い切れない部分があるほど、今の情報爆発時代で人を動かす難しさが物語ってるなーと感じました。
だからこそ、挑戦心をもって日々、人々の行動を探求することが大事だなーと感じさせられる1冊でした。